お正月といえばお雑煮🎍
地方によって個性豊かなお雑煮がありますが、宮城県の仙台地域には「仙台雑煮」というのものがあるのをご存知ですか?
こちらのお雑煮は、ハゼの焼き干しから出汁を取り、そのハゼを盛り付けとして使うんです😳珍しいですよね!

今年のお正月は、ハゼの焼き干しと「仙台雑煮」を作ってみました🎣☺️
どんな風に作ったか、ご紹介します!

🐟ハゼの焼き干しの作り方🐟

まずは、お雑煮の出汁&盛り付けのメインとなるハゼの焼き干しを作ります!

1. ハゼを、シンクの排水口用ネットに入れます。
ネットに塩を入れ、揉み洗いして、ぬめり・汚れ・ウロコをとります。

2. ハゼの肛門からエラまでハサミを入れ、お腹を開き、内臓を取り出します。

3. ハゼに塩と酒を塗って、30分冷蔵庫で寝かせて余分な水分を出します。

4. 水でハゼについた塩と酒を洗い流し、キッチンペーパーで水気を拭き取ります。
冷蔵庫でラップをせずに一晩寝かせて水分を飛ばします。
(冷蔵庫は意外と乾燥します)

5. 翌日、炭火で焼き色がつくまでじっくり焼きます。
遠火で1時間くらい焼きました!

6. 焼き終わったら、干しカゴに入れてカラカラになるまで干したら完成です!
晴れてる日に1日干しました!

焼き干しはオーブンやトースターで作ることもできます。その際は低温でじっくりと焦がさないように焼くのがポイント。

🌅お雑煮の作り方🌅(2人前)

完成したハゼの焼き干しを使って、いざお雑煮づくりへ!

●材料
・焼き干しハゼ…3匹
・水…500ml
・醤油…大さじ2
・角餅…2個
・セリ…適量
・カマボコ…4

・大根…100g
・人参…30g
・ゴボウ…30g
・イクラ…大さじ2

(事前準備)
・焼きハゼを水に浸して一晩おきます。
・大根、人参、ゴボウは千切りにしてさっと茹で、凍らせます(ひき菜という)。

1. 鍋を火にかけ、ハゼの焼き干しを入れ一度沸騰させ、弱火にして15分ほど煮込みます。

2. ハゼの焼き干しを丁寧に取り上げ、出汁を濾します。綺麗な色の出汁が取れました!

3. 出汁に醤油を加えます。

4. 切り餅はオーブントースターでやわらかくなるまで5分ほど焼きます。

5. 出汁に凍らせていた大根、人参、ゴボウと、セリ、カマボコを入れて一煮立ち。

6. お椀に焼いた餅を入れその上から出汁をかけ盛り付け。
一番上に、出汁を取ったハゼを置き、上からイクラをかけたら完成❣️


伝承地域では、ズイキ(芋の茎を乾燥させたもの)や高野豆腐を戻して細く切ったものも入れるそうです❣️

出汁を取っている時から優しい香りがしました☺️🐟しっかりと出るハゼの出汁が野菜とお餅の味を引き立ててくれます。
作って味わってみて、昔から焼き干したハゼが重宝される理由が分かりました❣️

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